あれっと思うとき

新規事業について社内での打ち合わせを行い、いつまでに何をするか、
各自役割分担を決めてこれで前に進むぞと意気込んでいた。
しかし、次の打ち合わせの時に、あなたは あれっと 思う時がありませんか?


例えば制作物の依頼を受け、クライアントとの打ち合わせが終わり、
次回、制作案をもっていくとクライアントから あれっ という顔を
されたことがありませんか?


あなたが社員に業務をお願いして、夕方に業務の状況を確認したとき
あなたは社員に対して あれっ とした顔をしたことはありませんか?


この あれっ は何が原因になっているのでしょうか?
少し考えてみると以下の3つのことが思いつきましたので書いてみます。


まず1つ目は、目的の不一致。
新規事業を行うにしても、制作物を作るにしても、
社員に対して業務を依頼するのにも必ず何かしらの目的があるはずです。
この目的の共有がなされていないケースが考えられるのではないでしょうか。
どの商品やサービスをどこの地域の誰にどのような営業方法で販売するのかを
社内間、またはクライアントの間で共有できているだろうか。
それぞれに一つひとつに目的が必ずあるはずです。
この目的がどれか一つでもずれていると、ある段階で あれっ が出てきます。


そして2つ目はお互いに利用している言葉の意味の不一致。
例えば商品やサービスを提供したいお客さんの事を話しをしていたとしたします。
お互いにお客さんという言葉は同じであっても、
クライアントは男性をイメージしておりあなたは女性をイメージしている
可能性があるわけです。
このような性別だけでなく、
イメージしている年代や趣味嗜好が違う事が考えられます。


また会社を相手にしている場合にも、あなたは100人以上の企業のイメージに対し
クライアントは個人企業をイメージしているかもしれないという事です。
このように会社の規模や業種などイメージが違う可能性もあります。
言葉一つと思って侮っていると最終的に大きな あれっ 
になってしまう事があります。


3つ目は、ある物事に対して話している内容が一致しているのか、
ずれているのかを把握する必要があります。
お互い話が盛り上がってくればくるほど、沢山のアイディアが出てきます。
それは例えば経営の話しであれば経営のどの部分に当たるものなのでしょうか。
商品一つとっても目的目標の話なのか、戦略、仕組、戦術なのか?
経営には商品だけでなく、営業地域、ターゲット、営業、組織、財務など
いくつもの要因によって成り立っているわけです。
一つひとつ落とし込まず、一致させないことによって、
最終的に何一つ一致せずに あれっ と思い、
何も形にならず成果も出ずに終わってしまう事もあります。


パッと思いついた事を書いてみましたが、この3つを解消ことができたなら
あれっ と思う機会が激減させる事ができ
あなたとクライアントが目指している効果が得れる可能性が飛躍的に
高くなると考えます。


まず、すべてを解消させようと思わずどの あれっ からなくすための
取り組みをするのかを考えてみてください。


そして先に先に、前に前に進もうとする気持ちもわかりますが、
時間をかけてでも、目的を一致させる事が最終的に
お互いが納得するものとなり、早く進める事が出来ると考えています。


ここで一つ質問です。
何に対してあれっ?と感じていて、まずどの部分のあれっ?から
解消しようと考えていますか?


本質を把握していきながらコミュニケーションをしたい人は
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