不一致も必要

今回は、既に経営をされている方やリーダーとして活躍されている方。


また今後、個人企業ではなく、
組織をもって活躍していきたと考えている方に
向けて書いていきたいと思います。


経営者やリーダーとして活躍されている方は、
日々一生懸命仕事に取り組んでいるスタッフに対して
もっと仕事が出来るようになってもらいたいと思い
教育されている事と思います。


また一生懸命なスタッフ側も、
もっと仕事が出来るようになりたいと思い
取り組んでいる事でしょう。


上記の状態を見た時にお互いが思いが一致しており
、良い方向に向かう事が予想されます。


ここで経営者やリーダーは結果も出し熱き心で
仕事に取り組んでいるスタッフを上のステージ(役職)にあげ、
さらに頑張ってもらいたいという気持ちになります。


熱き心で仕事に取り組んできたスタッフも、
スタッフとして結果を出して上のステージ(役職)に
行きたいという思いがあります。


このように予想通り、良い方向に向かってきた時に、
これから起きうる事態を予測しておかなければなりません。


経営者やリーダーとスタッフの思いが一致している事と
認識してしまい大切な事が抜けてしまう可能性があるという事です。


ここで経営者やリーダーは考えるべき大事な所はどこでしょうか?


私はスタッフを上のステージ(役職)にあげる事が
全てではないと思うのです。


上のステージ(役職)に上げる事を考える前に
そのスタッフがどうする事で生かされるかを考えることが
必要なのではないかと思っています。


もし上のステージ(役職)に立つ事で
スタッフが生かされるならそのように判断するでしょう。


もし現状のスタッフとして生かされるのであれば
上のステージ(役職)には上げずに違う方法を考えるでしょう。


上のステージ(役職)を上げないという判断した場合には
これまで経営者やリーダーとスタッフの思いが一致していたのにも関わらず、
ステージを上げない事で思いが一致しなくなるわけです。


一致しているほうが良い事も沢山あると思いますが、
このように人事を考えるという目的を考えたときには
別視点を加える必要があると考えます。


不一致が良い結果を生み出すとも考えられます。


何の為に組織を作り活動するのでしょうか?


ここを冷静に見つめ直すとこれまでと違った判断が
下せるようになるのではないでしょうか。


ただここで大きなポイントがあります。


それは普段からスタッフが経営者やリーダーの言う言葉に
納得するだけの信頼を得ているのどうかという事が
大事ではないかと思います。


この大きなポイントを押さえる事ができなければ、
どの判断を下したとしても、長期的には問題が発生してくる
可能性があるのではないかと思います。


ここで一つ質問です。
あなたの中で不一致だと感じている部分はあるでしょうか?


うわべの一致より本質的な不一致を自分の中に取り込みたい方は
one-to-one(マンツーマン)支援へ