3つの報・連・相

この言葉は耳にたこができるくらい、
聞きなれている言葉ではないでしょうか。
読んで字のごとく「報告」「連絡」「相談」を意味していますね。
私は新入社員研修で教えてもらった記憶があります。


この記事を書くにあたり、相・連・相の話を聞いたり、
インターネットで調べてみると
殆どの人が同じような視点からしか見ていないような気がするのです。


そこで今回この報・連・相 に対して複数の捉え方ができる事を
書きたいと思います。


まず、あなたは「報・連・相」というのは誰が誰に対して
行うものと考えているでしょうか?


今、あなたがどのような認識をしているかはわかりませんが、
私はこの「報・連・相」を3つの視点から考えられると思っています。


1、部下が上司に対して報・連・相を行う
2、上司が部下に対して報・連・相を行う
3、お客様に対しての報・連・相を行う


このように3つの視点から捉えられると考えます。
この3つすべて大事で必要な事ですが、
優先順位をつけるとすると私は3、2、1の順番になると私は考えます。


なぜなら事業を行う私達にとってお客様から
商品またはサービスを購入してもらう事で成り立っているからです。
1と2はお客様から商品またはサービスを購入してもらうために
社内を円滑に進めるための手段と捉えます。


例となるかわかりませんが、以前にあった話を1つ書いてみます。
ある会社の専務さんから、自社工場の外壁の塗替えを考えているけど、
どこか知り合いの方はいませんか?と聞かれたので、
私は塗装店を営んでいる社長を知っていたので紹介することにしました。


私としては、実際に話がきてから、
塗装店の社長さんに連絡するまでに、どこような形で伝えると
仕事につながるのかなどいろいろと考えるわけです。


しかし、そこで終了でした。


紹介した後、そこから塗装店の社長さんからは
私の所へ一度も連絡はありませんでした。


どのように感じますか?


紹介した立場からすると、その後どうなったのか気になりますよね。
逆の立場で少し考えてほしかったですね。
「報・連・相」は何一つありませんでした。


この例は直接、お客様とのやりとりではありませんが、
同じような事だと思います。
「仕事につながったよ。」とか「条件があわなかったからだめだった」とか
1本電話やメールでどのようになったか
経過を連絡もらえればこちらも安心しますよね。


このような事が起きると、私はその塗装店の社長さんの所へは今後、
塗装の話があったとしても紹介はしないでしょう。
たった1本の連絡をしない事でこのように思われる可能性があるのです。
(同じような事があってもそう思わない人もいるでしょうけど・・。)
紹介というのは、経費をかけずにお客様を増やせるチャンスなんです。
それを自ら棒に振ってしまったわけです。


やるべき事は連絡をするだけで、あまりにも簡単なので、
そんな事と思うかも知れませんがもし仮に意識をしてなければ
その簡単な事もやっていない可能性があるのです。


もしこの記事を読み、今当たり前に行っているお客様とのやりとりを
点検してください。
お客様への「報告・連絡・相談」を怠ったことで、
あなたの目に見えない損失が広がっている可能性が考えられます。


ここで一つ質問です。
お客様に対して連絡を怠っている点は考えられませんか?


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