弱点をつくらない

すでに会社を経営している人や
これから独立を考えているあなたは弱点をつくらないと聞いて、
沢山の事を想像できるのではないでしょうか。


あなたの会社に強みと弱みがあったとします。
これは= あなたの強みと弱みと捉えることができます。
(これから書く内容は何千人規模の会社には当てはまらない話となります。)

まず、あなたは会社の強みをさらに強くする手を打っていくでしょうか?
それとも、現在の弱みと感じている所を克服するための手を打っていくでしょうか?

戦略を勉強しているあなたなら歯切れよく答えるでしょう。
弱みに力を入れるという事を。あれっ?違いますよね。
そうです。
強みをより強くして弱い所はカットするという手を打っていきますよね。
これが、経営規模の小さな会社の社長が打つべき戦略の原則です。


しかし、ここで注意すべき点があると考えています。それは弱みの度合いです。
弱みをカットするとありますが、何もしなくてもよいという事ではありません。


仮に経営というものを大きく4つに分けてみます。
商品関連 × 営業関連 × 組織関連 × 資金関連
このように書きましたが、この4つは足し算ではなく掛け算となって表れます。
もし仮に、あなたの会社がこの4つの内の1つでも0だった場合は
どのようになるでしょうか?
そう経営パワーが0になってしまうという事です。


いくら戦略原則が強みをさらに強くする手を打ちなさいと
言ったとしても0があったらなんの意味の無いことになってしまうのです。


あなたがどこかに勤めている会社員であり、
この先独立も考えていないのなら何の問題もないでしょう。
しかしあなたは社長であり、今後独立を考えている人なのです。
ほぼあなた1人で会社の運命は決まってしまうと言ってもいいでしょう。


私の考えを言いますと、経営だけではなく、
手を打ちたいと考えるものに対してまずは一つひとつの構成要因を考えること。
その構成要因すべてにおいて平均点をとりつつ、
1つずづ強いものを作っていくことで目標が達成されていく
ステップが理想だと考えています。


今回書いた内容は、一人で対応することを前提に書いていきましたが、
どうしても弱点を克服できない事も考えられます。
その場合には、やはり周囲の人の協力を得て解決する方法を
考えなければいけないですね。


そうような手を打つ場合には、
新たな課題点が発生している事を忘れないでください。


ここで一つ質問です。
あなた(会社)の強みと弱みを教えてください。


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