お客さんのスイッチ

人と人が出会う第一印象ってすごく大事です。
それと同じように、自社の商品やサービスに
興味をもってもらったお客さんや小売店や飲食店など場合には、
お店に来店してもらったお客さんに対しての第一印象もすごく大事です。


お客さんと1番最初に接触する時に、
お客さんから好かれるような努力をすることで
お客さんもあなたもお互いに良い気持ちで仕事へとつながったり、
有益な話へと発展していくのではないかという考えを書いていきたいと思います。


今回は、お客さんと直接会う飲食店を例を想定して書いていきたいと思います。
いま現在、1番最初に接触する時のあなたや従業員さん達の行動は、
お客さんの心をプラスのスイッチを入れる行動になっているでしょうか?
それともお客さんの心をマイナスのスイッチに入れてしまっている
行動になっているでしょうか?
どちらの行動をとっているかで
大きな分かれ目になるのではないかと考えています。


ここで、プラスのスイッチに入る場合と
マイナスのスイッチに入ってしまう時の違いを書いてみます。
まずお店に入り、挨拶の仕方ひとつでどちらかのスイッチに入るのか
方向付けが決まると思っています。


■ プラスにスイッチが入る場合

・挨拶 → 感じが良い。(お客さんに対する感謝の念が感じられる)
この挨拶一つで、心がプラスの方向に向くのです。
プラスの方向に向く事で以下のような流れになっていく事が考えられます。

・店員の声が大きい → 元気がいいな。
・注文した品がなかなか出てこない → 忙しいだね。ゆっくり食べればいいよ。
・味(普通)  → なかなかおいしい。


■ マイナスにスイッチが入ってしまった場合

・挨拶 → 嫌な顔をされた。(お店都合が感じられる場合)
この一つの行動で心がマイナスの方向に向いています。

上記と同じような流れでも、
・店員の声が大きい → うるさい店だなぁ。
・注文した品がなかなか出てこない → 遅い。忘れてるんじゃないか。
・味(普通)  → 普通だね。もう一回来ることはないでしょう。


極端に書きましたが、多少なりとこのような違いは出てくると思っています。
ここで考えてほしいのは、プラス/マイナスともに
同じ事をやっているという事です。
ただ違うのは、受け取る側の捉え方なのです。

このように1度プラスの方向にスイッチに入った場合には、
その後はよほどの事がない限りは
プラスの方向で見ていきますか、
逆にマイナスの方向に入ってしまったスイッチは、
粗探しをするかのようにどんどんとマイナス方向に
向かっていってしまうのです。


もともと、人を見るときでも長所より短所のほうに
目がいきやすい傾向はありませんか?


同じような事が言えると思うのです。


このような事を考えるといかに1番はじめにお客さんに
何を、どのようなものを提供するのかを考え
工夫する必要があるのではないでしょうか。


注意しなければいけないのは、1度プラスのスイッチに入ったとしても、
そのスイッチの方向はいつでも変わるという事は頭に入れておいてください。



ここで一つ質問です。
今、あなたはお客さんのスイッチを
どちらに入れる言動や行動をとっていますか?


本質を把握しながらコミュニケーションをとっていきたい人は
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