2、社長は強い気持ちを持つ

前回はあなたが決定した項目に対して、
従業員の中で反対した人がいた場合に
あなたはどう決断するのか?という事を書きましたが
すぐに答えを出すことができたでしょうか?


もちろんできたのではないかと思います。
それは、決定事項が戦略部分に値するという事が大きな理由となります。


しかし、従業員の事を大切に想う社長であればあるほど大いに
頭を悩ますことが別にあります。


そうです、それは給与関係や勤怠関係になります。
従業員の立場からすると、もちろん戦略項目も大事だと思いますが
直接生活にかかわってくる、給与、勤怠関係については、
目の色を変える人もいるのではないでしょうか。


給与を支払う側の立場と給与をもらうの立場では、
想いが180度考えが違うという認識が必要であります。
認識していても悩みどころというのが本音ではないでしょうか。
(これはなかなか分かり合えない所といえるでしょう)


そして、従業員が複数いる場合には従業員間の給与体系の皆同じにするのか
職種によって違いをだすのか、どうするかという悩みどころです。


もうすでに従業員が複数人いる場合にはある程度考えられているかも
知れませんが必要になるのはルール化です。
ルール化をしていないことで、
その場その場のあなたの気分で変化するようなら従業員に
不安を与えてしまいますし、
あなたへの信頼も失ってしまう可能性があります。


これこそ、従業員みんなが喜ぶような勤怠関係や給与は、
あなたが考えれば考えるほど近づいてくると思いますが、
全員一致して満足するものはないと考えたほうが良いと思います。


それは、従業員の価値観はみんな違いますし、
従業員がどれだけ会社に対して貢献しているかという
認識も違ってくるからです。


この状況の中でもあなたは冷静に給与、勤怠関係は、
経営のどこの部分に当てはまるのを考えてください。
その当てはまった部分は経営において
どれくらいのウェイトを占めているのかを知ることが必要です。
知ることができたならは、同じ悩みであっても悩み方は変化すると考えます。


大いに悩み、考えたあとは、給与、勤怠関係についての
あなたの強い気持ちをしっかりと従業員に伝え
お互いの理解を深めていく事だと思います。


ここで一つ質問です。
給与・勤怠についての基準となる考えを教えてください。


本質を把握していきながらコミュニケーションをとっていきたい人は
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